デアリングタクトの2冠達成によって、日本競馬は本格的にサンデーサイレンスのクロス馬の時代に突入しつつある。
とゆうのもサンデーサイレンスのクロスを持つ馬自体は少なくとも2005年から出走している。
私のデータ管理が正しければ、チビキセキという馬がサイレントハンターとフジキセキを通じて、サンデー2×3を持ち2005年の九州産馬限定戦でデビューしている。
これが日本競馬で最初のサンデーサイレンスクロス馬の誕生であるはずだ。
そして、以下のグラフを見ていただくと分かるように、まさに2017年産の世代がこそが生産数の上でもサンデークロス馬の試金石でもあったのだ。
まるでデアリングタクトの成功を予測したかのように、2018年産では爆発的にサンデークロス馬が増加し、大台の1000頭以上が生産されている。
主に今年の新種牡馬によるところが大きいが、POGで役立つかは不明だが種牡馬の世界のストーリーを補う意味でも以下のサンデークロス位置別データは役立つかと思う。
主な新種牡馬のサンデークロス位置別の頭数だが、まず気がつくのはモーリス、リオンディーズ、ラブリーデイなどの4代目にサンデーを抱える種牡馬のサンデークロス馬の割合の高さだ。
やはり4代目にあれば気兼ねなく、インブリードできるという事なのでしょう。
ただ、4×3が4×4よりも多くなっており、この形への信頼は生産界では依然高いのかもしれない。もちろん4代目にサンデーを抱える繁殖牝馬が相対的に少ない事もあるだろう。
対して、注目のドゥラメンテ産駒はそもそもサンデークロス馬が4分の1程度で、やはり3代目にサンデーを抱える点から敬遠された事が読み取れる。
今年の目玉とされるモーリスとドゥラメンテだが、サンデークロスという点から見れば、かなり異なる条件での争いという事になる。
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