ブラストワンピースの個性を馬群密集度から分析する

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ブラストワンピースは非常に特徴的な馬だ。

成績を見れば(7−0−0−6)と勝つか負けるかがハッキリとしているのだ。

言いかえれば、得意なパターンと苦手なパターンもハッキリしている。

あの大きなアクションゆえに、器用さに欠ける点が問題の根本にあると考える。

大阪杯では2年連続で人気を裏切る形となったが、今年の場合、競馬メディアの結果分析はポジション取りの話題が大勢を占めた。

ペースが落ち着き、馬群が凝縮して外を回す馬には勝負にならないレース、これがブラストワンピースにとっては最も持ち味が活かせないパターンであることは多くの人が認識しているはずだ。

しかしそれを数値化して、客観的に評価できている人はいないのではないか?

ということで、馬群密集度なるものを、近似的に数値化してみたいと思う。

馬群密集度の算出法は後にして、まずはこちらの画像をみていただきたい。

ブラストと馬群.001

決して、単純に馬群密集度と勝ち負けが相関しているわけではないが、有効な学びは得られそうだ。

馬群密集度は非常に簡単で、
(走破タイム)ー(上がり3Fタイム)から、残り3F地点での各馬のタイムを出し、それらの標準偏差をとっている。(厳密には不偏推定量)

つまり、残り3F地点での各馬の前後のポジションの散らばりを算出している。ここではそれを馬群密集度と呼ぶことにする。

すると、ブラストワンピースの唯一のG1勝利である有馬記念が馬群密集度で最も高い値をとる。
つまり、馬群が最も散らばっていたということだ。馬群が散らばっているということは、広いスペースが生まれ、アクションの大きいブラストワンピースが悠々と走れるのだ。

逆に馬群密集度の低い所に目を向けると、2度の大阪杯が連ねる。ともに有馬記念と比べれば、低い馬群密集度で敗戦している。
ペースが遅く、馬群が密集する度合いが高くなる中で、ストライドロスなく加速しようと思えば、外を回すのは合理的だが、それではG1を勝てないということだ。

確かに毎日杯は、最も馬群密集度が低い中で勝利を挙げているが、相手関係の問題もあるし、あの時は最内枠から終始好位2番手を確保できた。2番手にいれば、全体の馬群密集度が影響しづらいこともある。

ちなみに、画像のRPCIという値はペースの指標と思ってもらうといい。値が大きければ上がり重点のレース、値が小さいと持続的なペース。

最後に、ブラストワンピースの好走ポイントをまとめておく

《ペースが速く持続戦になった上で、馬群密集度が低いレース》

 

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