Racehorse Breeding Theories 【第12章 牝馬のインブリード】 をまとめる

血統理論史をまとめあげることを目標にしている私が、『 The Thoroughbred Breeding Theories 』の内容を内容紹介・個人的メモ目的でまとめるシリーズです。

今回は”chapter12 Female Family Inbreeding”を取り上げます。

こちらの章は第8章ニックスと同じく、Rommy Favershamによる執筆担当です。

はじめにトピックを整理しておきましょう。

  1. まえがき
  2. Forms of Female Family Inbreeding  (牝馬のインブリードの形)
  3. How can Female Family Inbreeding be applied? (牝馬のインブリードをどう活用するか)
  4. How can Female Family Inbreeding be evaluated? (牝馬のインブリードをどう評価するか)
第7章にインブリードの章がありながらも、牝馬のインブリードが別枠で設けられている点は興味深いです。

まえがき

まず執筆者Rommy Faversham(以下Rommy)は、インブリードについての研究は何百年もなされてきたが、それらの大半が父系のインブリードに偏ってきたと批判します。

そのうえで牝馬のインブリード(以下FFI)の影響力に光を当てます。

FFIが有力な理論として言及されたのが1964年のDennis Craig(デニス・クレイグ)の著作『Breeding Racehorses』においてだとしている。



ちなみに、このデニス・クレイグ氏は笠雄二郎のサラブレッド配合史でも参考図書に『クラスターメアからの競走馬の生産』が挙げられており、今後個人的には掘り下げていきたい人物です。


しかし彼の著書はさほど関心を集められず、その価値は評価されなかったのですが、そこから数十年後にLeon Rasumussen(レオン・ラスムッセン)がDaily Racing FormでFFIについてのコラムを書いたことに端を発し、ラスムッセンとRommyの共著で『Inbreeding to Superior Females』が1999年に書かれています。(これがAmazonでは超高額でどうしたら読めるのでしょうか?)

Forms of Female Family Inbreeding  (牝馬のインブリードの形)

ラスムッセンはFFIについてラスムッセンファクタ(RF)なるものを提唱。

・父と母をまたいでの牝馬クロス

・5代以内に限定

これらを対象としたうえで、RFはFormula One PatternとDelta Patternと2つの形式に分けている。

前者Formula One Patternは、父と母の各牝系でクロスがあることを指し、後者Delta Patternは、父の

血統理論史をまとめあげることを目標にしている私が、『 The Thoroughbred Breeding Theories 』の内容を内容紹介・個人的メモ目的でまとめるシリーズです。

今回は”chapter12 Female Family Inbreeding”を取り上げます。

こちらの章は第8章ニックスと同じく、Rommy Favershamによる執筆担当です。

はじめにトピックを整理しておきましょう。

まえがき
Forms of Female Family Inbreeding (牝馬のインブリードの形)
How can Female Family Inbreeding be applied? (牝馬のインブリードをどう活用するか)
How can Female Family Inbreeding be evaluated? (牝馬のインブリードをどう評価するか)

第7章にインブリードの章がありながらも、牝馬のインブリードが別枠で設けられている点は興味深いです。

まえがき

まず執筆者Rommy Faversham(以下Rommy)は、インブリードについての研究は何百年もなされてきたが、それらの大半が父系のインブリードに偏ってきたと批判します。

そのうえで牝馬のインブリード(以下FFI)の影響力に光を当てます。

FFIが有力な理論として言及されたのが1964年のDennis Craig(デニス・クレイグ)の著作『Breeding Racehorses』においてだとしている。
ちなみに、このデニス・クレイグ氏は笠雄二郎のサラブレッド配合史でも参考図書に『クラスターメアからの競走馬の生産』が挙げられており、今後個人的には掘り下げていきたい人物です。
しかし彼の著書はさほど関心を集められず、その価値は評価されなかったのですが、そこから数十年後にLeon Rasumussen(レオン・ラスムッセン)がDaily Racing FormでFFIについてのコラムを書いたことに端を発し、ラスムッセンとRommyの共著で『Inbreeding to Superior Females』が1999年に書かれています。(これがAmazonでは超高額でどうしたら読めるのでしょうか?)
Forms of Female Family Inbreeding (牝馬のインブリードの形)

ラスムッセンはFFIについてラスムッセンファクタ(RF)なるものを提唱。
・父と母をまたいでの牝馬クロス

・5代以内に限定

これらを対象としたうえで、RommyはRFのFormula One PatternとDelta Patternの2つの形式を注目すべき点としてあげます。

前者Formula One Patternは、父と母の各牝系でクロスがあることを指し、後者Delta Patternは、父の
父系と母の母系における全兄弟クロスを指します。


後者については、なぜその形に限定して取り上げるのかが不思議なところです。特に父系にあるとか母系にあるという点に厳格である点が興味深いですね。そこは分類して考える必要のある観点なのかは判断の難しいところ。


How can Female Family Inbreeding be applied? (牝馬のインブリードをどう活用するか)

  1. サラブレッドの発展を説明するため
  2. よりよい馬を生産するコストをおさえた配合戦略を与える
  3. ハンデキャップツール
1については、ゴドルフィンアラビアンの系譜をFFIの有無とともにまとめている。

2については、配合計画の参考になると言ったら早いでしょうか。

3については、要はRFに該当する馬を買えば馬券で儲かるかも、って話です。

このトピックについてはほとんどページが割かれておらずいまいち。

How can Female Family Inbreeding be evaluated? (牝馬のインブリードをどう評価するか)

  1. 種牡馬を調べる
  2. 母馬(とそのファミリー)を調べる
  3. 割合を調べる
1については、FappianoとBull Leaの産駒をRFの有無でステークスウィナー比や賞金で比較している。

とはいえ、名種牡馬に必ずしもFFIがあるわけではないことについては、その馬自身の力であってそれはFFIでは説明できないと述べている。

2については、ファミリーテーブルの有用性を述べている。共通のファミリーラインの馬を見て、一貫した牝馬クロスのパターンが発見しやすいということですね。

3については、RFのある馬とない馬で成績比較をするということです。1996年のアメリカ3冠登録馬の翌年の成績をRFの有無で比較しており、RFがある馬の活躍のすごさを強調します。

そして今後注目の牝馬クロスをあげてこの章は終わります。

何でしょうか、章合わせのために設けられたのかな?ってぐらいにあっさりとした内容でこの章を読むことでの学びはほとんどないように思われます。

個人的にはデニス・クレイグ、レオン・ラスムッセン両氏の存在を知れたことが唯一の収穫でした。

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