菊花賞 スタミナ血統 2017

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3歳クラシック最終戦・菊花賞は3歳馬にとって、未知の距離である3000mの長距離戦です。
その未知の部分を補ってくれるのが血統で、かつてはリアルシャダイの血、最近ではダンスインザダークの血を持っている馬が走ると言われてきました。

改めて、菊花賞を前にステイヤーに必要な血を考えましょう。

・近年のステイヤーに共通な血
今の日本には3000m以上の重賞は、天皇賞春、菊花賞、ステイヤーズS、ダイヤモンドS、阪神大賞典の5レースのみです。

過去10年分のこの5レースで馬券内に、複数回来た馬に絞ると、24頭います。

ゴールドシップ、キタサンブラックなどの距離を問わないチャンピオンホースから、アルバート、フェイムゲーム、フォゲッタブル、トウカイトリックといったザ・ステイヤーが該当します。

この24頭の長距離巧者に共通して見られた血がいくつかあります。

①Ribot(リボー)系の血
②ノーザンテースト
③トニービン

これら3つの血を5代内に持つ馬が多いのです。Ribotとトニービンは凱旋門賞勝ち馬でもあります。
いずれの血も今のスピード競馬には不適合ですが、血統の奥底では暗躍しています。

①Ribot系持ち 13頭/24頭
②ノーザンテースト持ち 10頭/24頭
③トニービン持ち 10頭/24頭

特に象徴的なのが、長距離に特化したタイプの、アルバート、フェイムゲーム、フォゲッタブルは、Ribot系の血、ノーザンテースト、トニービンのすべてを併せ持ちます。

また、ノーザンテーストとトニービンについては、現代競馬のスタミナの供給源であるHyperionの血を強調した配合である点で共通しています。

トニービン(Hyperion 5*3+5)  ノーザンテースト(Hyperion4*3)です。

ダンスインザダークがスタミナを伝えやすいのは誰もが認めるところですが、ダンスインザダークのスタミナも、母方のKey to the MInt(父父Ribot)が供給源だと思います。

・京都に限定してみる
ステイヤーに必要な血がわかったとして、こと菊花賞は京都競馬場外回り。
スタミナも必要ですが、坂の下りの巧拙が他の競馬場よりもポイントになります。

京都競馬場の長距離G1に絞ると、またひとつの共通項が見えてきます。

ダイナサッシュの血です。ステイゴールドの母の母であり、サッカーボーイの母ですね。

血脈構成は、ノーザンテースト×Princely Gift 

ステイゴールド産駒
フェノーメノ(天皇賞春2回)、ゴールドシップ(菊花賞、天皇賞春)、オルフェーヴル(菊花賞)

母父サッカーボーイ
マイネルキッツ(天皇賞春)

ノーザンテースト+Princely Gift持ち
キタサンブラック(菊花賞 天皇賞春2回)

ノーザンテーストはスタミナ要素を伝え、Princely Giftは非力である一方で坂の下りのうまさを伝えやすい。

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・今年の菊花賞出走馬
以上を踏まえて、今年の出走馬の血統を見ましょう。

Ribot系持ち
ブレスジャーニー クリンチャー マイネルヴンシュ  サトノアーサー キセキ ダンビュライト アルアイン プラチナヴォイス マイスタイル

ノーザンテースト持ち
ブレスジャーニー ミッキースワロー キセキ ダンビュライト

トニービン持ち 
アダムバローズ クリノヤマトノオー サトノクロニクル ミッキースワロー キセキ ダンビュライト マイスタイル

ステイゴールド産駒 
ウインガナドル スティッフェリオ トリコロールブルー マイネルヴンシュ

単に該当する血を持つ馬は多いですが、ここから絞りたい。
まず血統的に個人的にプッシュしたいのは、クリンチャー、ダンビュライトの2頭です。

クリンチャーは、Ribot系の中でも特にスタミナを伝えやすいGraustarkの5×4のクロスを持つ。
これまでの走りを見ても瞬発力は全然ないタイプで、一方でハイラップ勝負では皐月賞も含めて安定している。この点からもスタミナに心配はないでしょう。
クリンチャー配合

ダンビュライトは、上記で紹介したステイヤーに共通な血である、トニービン、ノーザンテースト、Ribotのすべてを併せ持ちます。
この馬もクリンチャーと似ていて、瞬発力勝負はかなり厳しい。体質的に柔らかくサッと動けないこともあるだろうが、スピードに欠ける配合からも説明がつく。逆にスタミナ勝負は歓迎だろう。
ダンビュライト

また、Ribotを引くこのキャサリーンパー牝系は長距離ランナーばかりを輩出している。
クリソライト、マリアライト、リアファル、ラブラドライト、アロンダイトなど、牝馬だろうが牡馬だろうが、父がディープだろうがゴルアだろうが、とにかく長距離戦では強い馬がズラリ。

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